人気のゲームを原作として映画化された「8番出口」が話題になっています。
8番出口に登場する謎のおじさんについて気になる人が多いようですね。
この記事では…
- 8番出口のおじさんはどうなった?
- おじさんの役割は?
以上のことについて調査しました。
【8番出口】おじさんはどうなった?

映画「8番出口」のおじさん(歩く男)は、その後も永遠に地下をさまよい続けていると考えられます。
SNSやYahoo!知恵袋でも、おじさんがその後どうなったのか質問している人を見かけます。
その回答のほとんどが「ずっと地下をさまよい続けている」です。

私もそう考えました。
おじさんは、主人公(二宮和成)のように正しい8番出口にたどり着けず、異空間の住人・異変の一部になってしまった人なのでしょう。
おじさんは元プレイヤー
映画では、おじさんが過去、主人公と同じプレイヤーであり8番出口を目指していたことが描かれています。
しかし、異変を判断できずに、偽りの出口である階段を上ってしまいました。
その後、ただ歩く男となり、ずっとループしている存在となっています。
おじさんがどうなったのかについては、「怪異となった」「通路に取り込まれた」と判断するのがよさそうです。
8番出口のおじさんはどうなった?なぜ失敗した?

おじさんが、プレイヤーとして失敗してしまった理由は、少年に寄り添うことをしなかったからと考えられます。
おじさんは、地下で子供(少年)と一緒に行動していました。
8番出口に登場する少年は「異変に気がつける」という特性をもっています。
しかし、上手く異変を説明し、プレイヤーに気づかせることができないという、言わば制限のあるお助けキャラです。

少年がクリアのキーだったのですね。
クリアするためには、少年に寄り添い、少年が感じる異変に気づくことが必要でした。
おじさんは、少年を気遣う描写はありますが、寄り添うことをせず、信じなかったため、異変に気付くことができなかったのでしょう。
「偽りの8番出口」の前で異変を感じためらう少年を信じず、置いて行ってしまいます。
その結果、失敗してしまったのです。
【8番出口】おじさんの役割りは主人公との対比

8番出口に登場するおじさん(歩く男)の役割りは、主人公との対比です。
単純に8番出口を見つけクリアできた人(主人公)と、失敗した人(おじさん)という対比だけではありません。
人との関わり方の違いを見せることで、より、おじさんが失敗した理由を際立たせています。
また、「クリアできない人はどうなってしまうのか」を見た人が想像しやすくする役割ももっていますよ。
人と向き合えなかった人の末路
8番出口を探す中で、主人公は「少年が異変に気がつくこと」に気がつき、少年目線に立つことで異変を察知できるようになります。
おじさんは、少年が異変に気がつき足を止めても、なぜ止まったのかを考えずスルーしてしまいました。
しかし、主人公は少年が足を止めた理由を考え、少年の目線に立つことで異変に気がつきます。
おじさんの存在が、クリアできた人とできなかった人の差を明確にしているんですね。

おじさんの過去があることで、より他者と向き合うことの大切さを教えられている気がします。
そのため、おじさんの存在は、
- おじさん:人と向き合わずに、自分の力だけを信じた人
- 主人公:人と向き合い、人を信じた人
という差があり「人と向き合うことで困難を乗り越えられる」というメッセージを伝える役割もあると考えられます。
まとめ
- 8番出口のおじさんは「異変にとりこまれ、永久にさまよう存在になった」と考えられる
- おじさんは、少年に寄り添って信じきれなかったため失敗したと考えられる
- おじさんは主人公との差を明確にする役割がある
映画「8番出口」のおじさんが、その後どうなったのかをまとめました。
おじさんの末路を思うと、少し悲しさや後味の悪さを感じます。
しかし、そこが強いメッセージになっているのでしょう。